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広州3日間

食在広州(食は広州にあり)の広州に行ってきた。
上海から飛行機で南へ2時間ちょっと。泥棒は上海より多い。
広州には中国最大のお茶の卸売り市場があって、プーアール茶専門の卸店だけでも300〜400店はある。最近はプーアル茶を飲む習慣のなかった上海も北京も飲む人が増えたので、中国茶の小売店はどこでもプーアール茶を置くようになった。新しい安いお茶を売る卸店も、年代モノを売る香港や台湾から広州に進出した茶商も、それなりに繁盛している様子。
芳村お茶市場南方お茶市場
小さな商店が町中にある
お茶市場お茶市場迷路
安いプーアール茶安いプーアール茶
安いプーアール茶安いプーアール茶
安いプーアール茶安いプーアール茶
新しくて安いプーアール茶。ほとんどが小さなメーカーが作ったもので、いろんな面でわからないので、当店ではまだ扱えない。
銀毫と呼ばれる、白い色の新芽の茶葉だけで作った円盤型に固められた餅茶一枚350gが15元(約225円)からある。茶葉の見た目がいいし、包装がきれいなので、お土産モノとしてよさそう。1枚の価格は安いが、ここでの取引単位は竹の包みの7枚一組の筒が12筒の84枚が最低単位になる。
早期紅印圓茶と早期紅印鉄餅圓茶早期藍印甲級圓茶
高いプーアール茶高いプーアール茶
古くて高いプーアル茶。今回は数の少なくなってきた老舗メーカーの1990年以前のやつを中心に探した。マレーシアから来ていた有名店の店主が、「号級」と呼ぶ希少なプーアル茶を3種ふるまってくれた。台湾からはプーアル茶専門誌の編集長も来ていて、古いお茶の情報が得られた。お茶でお腹たぷたぷ。
ところで、このあたりで働いている店主以外の従業員たちは、たぶんもっと貧しいところからの出稼ぎっぽい高校生くらいの女の子が多くて、仕事の合間に仲間たちでおしゃべりしたり、じゃれあったり、外国人客の様子をじろじろ観察したり、忙しく動き回ってじっとしていられないらしい。なにやら楽しげでよかった。
さて、ご飯であるが、広州人は、朝ご飯、昼ご飯、3時のおやつ、晩ご飯、夜ご飯の一日五食。なんて冗談みたいなことを言うが、確かによく飯を食うしよくお茶を飲む。そして味にもうるさい。それは単純な理由で、食欲が失せるほど蒸し暑いから、一度に沢山食べられないし、口をさっぱりさせるお茶で流し込みつつ水分補給をしないと、やってゆけないのだ。
広州のレストラン朝の飲茶
これはホテルのレストランの朝の8時半の写真。
泊まったホテルの2Fフロアー全体がレストランで、朝の飲茶に行列ができている。客はほとんど地元の人々。広州はお茶市場の他にも様々な卸市場があるから、その小商店の老板(店主)たちが来ているらしい。ホテルの客はというと、1階のビュッフェでパンやベーコンエッグを食べている。
飲茶ワゴンカスタード饅頭
飲茶は香港と同じく、うまくてあたりまえ。心配はない。
朝ご飯以外は、茶商たちとともに行動するので、「○○大酒店」と書くような大型レストランの円卓を囲んで食べた。広州の料理も化学調味料が多く使われているものもあるが、素材が良いのでどれも美味しく食べることができた。
特に、以下の3種類のスープがすごかった。
これらのスープは、炖[火屯]あるいは燉[火敦]と一文字で書く、陶器の底の深い壺みたいな鍋でゆっくり火にかける。
ヒトデやサソリのスープサソリ
ヒトデやサソリのスープ
サソリとヒトデと烏骨鶏のスープ。
サソリやヒトデは乾物で、漢方市場に行けばいくらでも売っている。サソリは本体をかじってみた。ちょっと苦味と甘味のある身だった。ゲテモノは種類が多く、この他にも芋虫みたいなのや海蛇など、みんな普通に食べていた。レストランの入り口の生簀には海亀もいるし、籠には青鷺らしき鳥が入っていた。
漢方のスープ漢方にもなっているタツノオトシゴに似たやつ
漢方のスープ
タツノオトシゴに似た「海燕」というやつや、漢方数種と骨頭(豚の骨)のスープ。
豚肉と香椿のスープ豚肉と香椿のスープ
豚肉と香椿のスープ
豚肉と香椿のスープだと思う。
いずれのスープも美味しい。見かけによらず、嫌な臭みや味の濁りはほとんどない。スープの出し殻を大皿に盛ってくれる。豚の肉や烏骨鳥の肉など、なかには美味しく食べられるものもある。
料理は美味しかったが、ちょっとがっかりしたことがある。外国人でも行ける程度のましなレストランで食べたし、味も素材も悪くないが、つい汚いところに目が向いてしまった。地元の人々の衛生観念や、広州の街の空気や水の汚染。ばい菌や化学汚染のことを食べるときに考えると美味しいものも美味しくなくなる。食在広州の言葉に夢を見すぎていたようだ。
沙面のあたりの洋館沙面のあたりの洋館
沙面のあたりの洋館沙面のあたりの洋館
沙面のあたりの洋館沙面のあたりの洋館
泊まったホテルのある沙面地区は、古い洋館があって美しかった。気温36度湿度98%では、散歩するだけで汗だくになる。暑くて雨が多いから、街路樹の楠木やカジュマルが大木に育っていた。植物の育ちがいいせいか、近くに中国最大の花卉市場もある。今回は行けなかったが、次回は行ってみたい。

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