プーアール茶.com

上海の火鍋めぐり2 骨頭王火鍋

火鍋の王様!「麻辣火鍋の薬味セット」の販促企画、上海の火鍋めぐり2回目は、骨頭の火鍋にした。
骨頭とは豚の足の骨の間接のところにあたる部分で、その骨のまわりに軟骨やすじ肉やゼラチン質な脂肪肉がひっついている。日本ではラーメンのスープ作りに使われたりしているが、一般的に表には出てくる食材ではない。しかし、骨頭王火鍋では、骨頭が主役となる。
食欲むき出しになって下品に食らう娯楽料理。いったい誰がこんな食べ方を考え付いたのか?下品さでいうと広東の料理かなとも思ったが、お店のメニューを見たら四川料理の前菜などが並んでいる。四川の火鍋だとすると「麻辣火鍋」「水煮魚」もあることだし、火鍋激戦区の出身ということになる。料理の出身はともかく、年齢や地方問わず、誰にでも楽しめる大衆娯楽料理なので、中国全土を征服できる品の一つである。
三人行骨頭王火鍋
骨頭火鍋にも美味しい店とそうでない店があるらしい。この店はいつも行列で、この夜も30分待ちだった。骨頭の火鍋は安い。安くて美味しいお店には、順番待ちなんてできない道徳レベルの老若男女も押し寄せるから、店内はいつも混乱している。混乱の中の店長をなんとか捕まえて、順番のカードをもらって待った。
席に着くとすぐに鍋底(火鍋のスープ)をオーダーする。骨頭の鍋底には大・小と2サイズあるが、4人までなら小で十分。小でもびっくりするほど大きな土鍋がスープと具いっぱいで運ばれてくる。一般的な火鍋では鍋底はスープのみであるが、骨頭の火鍋の鍋底はすでに骨頭やその他の雑多な具が含まれている。この店には瓶ビール2本も含まれている。
骨頭を火鍋からとりわける
店員が鍋を火にかけると、スープに浸かりきらないほど山盛りになった骨頭をひとつひとつ洗面器に移してくれる。骨頭はすでに長時間煮込まれているため、すぐにでも食べられる。
骨頭の火鍋
骨頭の火鍋骨頭の火鍋。タレは胡麻油と大蒜
洗面器と言うのがしっくりくる大きさの器に移された骨頭。まるで犬の餌である。もう何も考えずに両手でつかんで下品にかぶりつくべし。口にあわせた大きさにカットなぞできない。骨にあわせて口を大きくあけるしかない。骨の周りの肉の旨さに野生が蘇る。目の色が変わる。ジョーズのホオジロザメになれ!かわいい女の子はためらうかもしれないが、そんなときは別の席にもっとかわいい女の子がホオジロザメになっているのが見つかるから大丈夫だ。中国は広い。
タレは胡麻油と大蒜にしたが、無くてもよい。
骨頭の火鍋には、手袋とストローがついているストローで骨髄を吸うの図
箸、ティッシューペーパー、ナイロンの手袋、ストローがついている。ストローは骨の筒に差し込んで、骨髄をチューチューするためにある。しかし骨髄は濃厚すぎてあまり美味しいものではない。
骨頭の火鍋
骨頭火鍋の出汁に火腿(金華ハム)最後の締めに鶏卵麺
この火鍋のスープは豚骨の白いスープ。骨頭を一部ここに戻して煮込みながら、他の具を追加してゆく。冬瓜やジャガイモや黒木耳をオーダーした。火鍋のスープの出汁には火腿(金華ハム)や紅棗がたくさん入っていた。最後のしめくくりに麺を必ずオーダーする。そのために少しずつスープの表面の油や灰汁を取っておくべし。はじめに鍋底に入っている雑多な具は、骨頭以外はほとんど食べる価値の無いようなものなので、これも鍋から出して、麺のためのスープを準備する。
骨頭火鍋の豚骨スープで食べる豚骨ラーメン
骨頭火鍋のスープで食べるトンコツラーメン。最高。この時点で恍惚。どの席のお客さんも、食べ終わる頃の顔はちょっとイッている。しばらく動けない。カロリーオーバーで体がヒートしているのがわかる。頭に上った血の流れが耳に聞こえる。
三人行骨頭王火鍋
さっさとお勘定を済ませて足早に家に帰ってプーアール茶を1リットル飲んでおいた。胸焼けがすっと収まった。しかしそれでも火気(体の熱)がとれない。次の日の朝は歯茎が少し腫れて気持ちが悪い。具には熱を冷ます冬瓜を加えたが、そんなものでは調整できない。骨頭の濃厚なエキスのスープや骨の周りの脂肪肉のエネルギーが強すぎるのだ。中華料理にしてはバランスが悪いが、娯楽料理ということで、みんな承知の上で楽しんでいる。

この記事のトラックバックURL
トラックバック

美味しいプーアル茶

新しいお茶のブログ

search this site.

selected entries

categories

archives

recent trackback

老人と海
老人と海 (JUGEMレビュー »)
ヘミングウェイ, 福田 恒存
茶の本
茶の本 (JUGEMレビュー »)
岡倉 覚三, 村岡 博

links

profile

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM