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上海の火鍋めぐり8 清真羊肉火鍋

「麻辣火鍋の薬味セット」の販売促進企画の、上海の火鍋めぐり第8回目は、新疆の火鍋料理の「清真羊肉火鍋」。上海で1891年からあるという老舗の火鍋店に行ってきた。清真羊肉火鍋の「清真」にはイスラム教という意味がある。新疆はイスラム教の人が多く、羊肉を食べて豚肉を食べない。羊肉の火鍋というと、以前に紹介した北京の火鍋「北京刷鍋」がある。中央に煙筒があるタイプの鍋を使うところが共通している。
南京東路
広西路の洪長興
観光客の多い南京東路に交わる通りに、そのレストランはある。人が多いところが嫌いなので、南京東路はめったに行かない。1年ぶりくらいになった。この2年くらいでずいぶん綺麗になった。過剰なライトアップやネオンの電飾で街全体が発光している。光が夜の空に吸い込まれて、宙に浮かんでいるようにさえ感じる。
清真羊肉火鍋
さて、レストランの話に戻るが、結論から先に言うと、たいくつな火鍋だった。もっと楽しめる火鍋レストランは他にいくらでもある。観光客相手のお店だったのだろう。歴史のある店というのは、国営か元国営のことが多く、現在の自由経済な競争に追いつく仕事ができていないケースが多い。
花生醤(ピーナッツソース)
タレは花生醤(ピーナッツソース)の一種だけ。
香菜や、すりニンニクを加えると、そこそこ美味しくなった。
清真羊肉火鍋
ここの特徴はなんといってもこの鍋の形。
煙筒が中央にあって、そこに木炭が入っている。さらに煙筒に長い筒をかぶせて火力の調整をする。さながらバズーカ砲を上に向けたような感じになる。
清真羊肉火鍋
メインの羊肉。一番高価な羊肉は、臭みも無く柔らかくて美味しかった。でも、このくらいの上質な羊肉は、いまどきのプチ高級火鍋屋さんにならたいがいある。他の具にこれといった名物もなし。スープはまったく味が付いていない白開水(お湯)。もっともそれが正式なものなのかもしれない。北京刷鍋には、お湯がベースで、白人参、葱、ナツメ、干し蝦など、多少なりとも出汁になるようなものが入っていた。そこが違う。
清真羊肉火鍋清真羊肉火鍋
この清真羊肉火鍋と北京刷鍋は、はじめから終わりまで、ずっと羊肉のしゃぶしゃぶと野菜をダラダラ食べ続ける。飽きてしまう。スパイスの効いた羊肉串を途中で注文したが、それは火鍋とは関係ない。しかも化学調味料の味が強すぎて不味かった。
鍋料理には、起承転結のドラマが欲しい。始まりに食欲を沸き立たせ、それぞれの具を入れる順番で味覚や腹の具合いを満足させてゆき、最後に麺やお粥で締めくくる、というような流れが欲しい。興奮を冷ますためのプーアール茶があったらもっといい。
広西路の洪長興
ふと、周りのお客さんたちはどうしているのかと、大きなフロアー全体を観察してみると、やはりみんな大声でしゃべりながらダラダラと食べている。子供はラジコンの車を店の中で走らせながら走り回っている。店のおばさんたちは大声で世間話をしている。全体がにぎやかなので、ひとつひとつは気にならない。このダラダラと締まりのない感じは、火鍋だけでなくお客さんや店員にも共通している。すなわち、こういうのを求める場所だったのだ。
日本の会社で働く中国人の知人が、上海のこういう場所に戻るとなんだかホッとしますと言っていた。そういうことなのだ。

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