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合肥の臭豆腐と臭干子

「黒い臭豆腐がありますが、どうしましょう?」
安徽省の合肥市を旅行中のグルメ仲間から電話があった。「それだいじょうぶですか?」と聞いたら、大丈夫だろうとのこと。
どうしましょう?という仲間の言葉には、とても臭いがお土産にしてもよいか?という意味があり、だいじょぶですか?という私の言葉には、持ち帰りの汽車か長距離バスのなかで、とても臭い手荷物になって平気か?の意味がある。ちょっと遠慮ぎみに考えても、その臭いが、他人の体からか、車内トイレや汚れからか、手荷物の臭豆腐からなのか、恐らくわからないだろうと思って、是非持ち帰って欲しいとお願いした。
合肥の臭豆腐
合肥の臭干
その数時間後に到着(あんがい近い)。上が臭豆腐で、下が臭干子。臭干子は押し豆腐をもとに同じ要領で作ってある。すでに表面の黒いのは剥がれて、白い豆腐の肌が出ている。上海のものとの違いは漬け汁の違いだけだと思う。漬け汁に混ぜられている焼いた石膏の臭いがやや強い。豆腐はやや硬いめ。そして部屋中にあの糞尿のような臭い。
干鍋臭豆腐
干鍋臭豆腐
干鍋臭豆腐(臭豆腐の干鍋)
油で揚げただけの油炸臭豆腐にしかけたが、どうもちょっと硬くてゴワゴワしているので、いろいろ薬味を足して汁気のある干鍋になった。これはこれで美味いが、臭干子のほうがもっとすばらしかった。
萵笋拌臭干酸辣湯
萵笋拌臭干(セルタスと臭干子のあえもの)。
これが、実は生のままの臭干子。洗って切っただけなのだ。それが美味い。生のまま???と思ったのだが、ちょっと考えて欲しい。日本でも納豆や糠漬けの野菜に火は通さない。この夜、仲間がかけつけてこの生の臭干子に[朶リ]椒を乗っけただけのを食べたのだが、生??と言いながら美味い美味いと食べて、ワインが二本空いた。発酵食品だからワインがまた合う。フランス人がこの味に価値をつける前に、日本人が価値をつけるべきだ。これを食べて美味しいと感じたら、ブログやmixiで騒いでほしい。
右のスープは定番の黒酢の「酸辣湯」。
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茶室のモンステラ
茶室のモンステラ。今、最高の仕上がり状態。
本日のお茶は 「沈香老散茶50年代プーアル茶」 。
快感への最短直線コースだ。
沈香老散茶50年代プーアル茶
上海に住み始めたころから望んでいたとおりの食の楽しみを謳歌しているが、「すべての追求は初心者のつきにはじまり、成功者が厳しいテストをされることで終える」。大好きな本の「アルケミスト」(パウロ・コエーリョ著)で、羊飼いの少年が200歳の錬金術師から教わる言葉だが、まったくそのとおりと思えるようなことが、身の周りに起こりつつあり、このところいろんなことが難しく感じられる。
高級なプーアル茶を趣味にした人も同じで、はじめはラッキーで美味しいプーアル茶と出会える。それでのめりこんでゆき、だんだんと難しくなってゆく。途中で嫌になるようなことが必ず起こって、ほとんどの人がそこで振り落とされる。どんな趣味でも仕事でも、その壁を経験する。きっとその過程で学ぶこと自身に、実は一番価値があるのだろうと思う。

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