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四川省の成都4日間

四川省の成都へは、上海から飛行機で西へ3時間弱。
中国をちょうどタテに割った真ん中あたりに位置する内陸部。これより西には、成都より大きな都市はない。南に雲南、西にチベットがあり、特殊な自然環境で生まれる食材も集まる。
成都の街は大きい。いたるところに人がウジャウジャいる。1000万人以上らしい。人間を大量生産する工場でもあるのだろうか?この人たちはなにをして生活しているのだろう?と不思議に思う。その中に混じって、そのうちの一つになるのは、100円ショップで売られているモノの一つになるのと同じような感覚の怖さがある。6時間ほど移動するだけで、自分の命の価値が変わったように思える。
繁華街は人と自転車と車とが押し合い圧し合いでグチャグチャになっている。子供の泥棒がそこらじゅうにウロチョロしていて、お年寄りの財布を引ったくって走る。空気が汚れて霞んでいるので、太陽をまっすぐ見れる。なにもかも埃だらけで、口の中まで粉っぽい。喉が痛い。トイレは汚い。使い捨ての靴が欲しい。電脳商場の巨大な看板の灯は、品がないのを通り越して幻想的にさえ見える。子供の頃見た怖い夢のようだ。高層ビルは上海ほど背は高くないが、あちこちにある。
成都
成都
成都
新築の高層マンションの裏の路地へ入ると、まだ古い家が残っている。手入れをしないから朽ちてゆく一方。技術を受け継ぐ職人がいないらしい。
植物はよく育っている。人さえいなければ自然環境は豊かなのだろう。公園に植わっているクワズ芋やセロウムは、珍しいくらいに大きく育っている。バナナの木は街のところどころで見かける。川の両岸の柳の木は美しく、街路樹は背が高い。それらがなんとか、街の雰囲気を落ち着かせている。
四川料理
夫妻肺片夫妻肺片
湯圓湯圓
坦々麺坦々麺
成都の人は、上海の人に比べると、ひとあたりがやわらかい。お店や市場でも、快く受け答えしてくれる。それは初めだけで、まったく根気がなくて、ちょっとでも面倒になったら、そっぽを向く。唐辛子を食べ過ぎている。お昼ご飯を食べてからは、昼寝したりマージャンをしている。そんなのどかなところがいい。仕事はできないが、できなくても幸せ。どんな仕事にもプロの意識はない。仕事は尊敬していないが、金は尊敬している。多くの人がそうだから、いいモノや、いいサービスに出会うのはとても難しい。旅行者が期待するものを間違えると、つまらないところになる。
饅頭
泡菜
四川の美人
成都に留学して四川料理を研究しているコックさんの案内で、食べ歩き、市場を見学した。美味しいものがたくさんあった。食材や調味料の豊富さと味覚の多様さにおいて、四川の料理は、他の中華料理を圧倒している。その魅力を余すことなく感じさせてくれたレストランが一軒だけあった。そのレストランは、自分の中での中国のレストランで一番になった。そこの料理は、後日ブログで紹介しようと思う。その他のほとんどのレストランは、上海とそれほど大差はない。食材や味はちがえど、安くて美味しい程度のもの。ウジャウジャいる大衆のお腹を満たす目的に叶っている。もちろん、土地と株でバブルな人たちがお金を使うためのレストランも急速に増えている。客のレベルに合わせて、中身はからっぽ。仕事を持たずに金を持つ人は、他人の仕事の良し悪しがわからないから、いいものが要らないのだ。
市場では様々な食材や調味料を入手した。そのうちの半分は、品質が悪くて使えないだろうけれど、それを覚悟の上だ。もしかしたら、「火鍋の王様!麻辣火鍋の薬味セット」の材料が増えるかもしれない。ここから先は、うちのコックさんにまかせる。四川料理を研究しているコックさんからも、支援してもらうことになった。四川省に「上海のお昼ご飯!」の拠点が出来たようなものだ。ここしばらくは、四川の食材を使った料理の日々になるだろう。楽しみ。

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