プーアール茶.com

プーアール茶に種麹を

生茶で熟成されたプーアール茶が、多くの人に広まらないのは、他の発酵食品に比べて、熟成の成功率(というのかな?)が低くて、本当に美味しいのに出会う機会が少ないのが原因だと思う。それで、最近読んだ本の、『日本の酒』 発酵学者・坂口謹一郎著 (この本はすごい!)で、「あーっこれだー!」と思ったことがある。
「種麹」。
プーアール茶もメーカーでの熟茶作りには種麹らしきのが使われているが、保存熟成ではこれがない。あると聞いたことがない。保存熟成にはそもそも菌類が働いていない可能性もあるが、菌類が働いた跡のようなのが残っている茶葉もたくさんあって、そういうものの中にこそ抜群に美味しいのがある。菌類の仕業で美味しくなるのだとしたら、茶商の倉庫の空気中にただよっている菌類にまかされているのでは不安定だし、時間もかかる。
保存環境によっては、極端な場合は1年で美味しさがちがっている。同じ銘柄、同じ年の品なのに、実は味がぜんぜん違うのだけれど、しかし、その差を一般の人が知るのは難しい。プロでも難しい。
そこで、種麹の出番である。種麹は、粉末なのか、茶葉に大量にくっついた状態なのか、よくわからないが、とにかくそれを、温度と湿度を一定に出来る入れ物に、プーアール茶といっしょに入れておけば、あるいは夏の間だけそれをすれば、グッと旨味と甘味が増しているということになりはしないか。そうすると、美味しい生茶のプーアール茶の割合が増えることになる。保存熟成の時間が短縮されるということは、コストが下がるから価格も下がる。ファンは増える。
種麹は、メーカーの熟茶作りに使われている種麹ではいけない。環境もぜんぜん違うし、熟茶と生茶の風味は違うべきだから、同じ菌類の活動ではだめなのだ。
それがありかなしか、仮説を立てたからには検証せねばなるまい。

この記事のトラックバックURL
トラックバック

美味しいプーアル茶

新しいお茶のブログ

search this site.

selected entries

categories

archives

recent trackback

老人と海
老人と海 (JUGEMレビュー »)
ヘミングウェイ, 福田 恒存
茶の本
茶の本 (JUGEMレビュー »)
岡倉 覚三, 村岡 博

links

profile

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM