プーアール茶.com

肉骨茶(バクテー)の評価

2007年5月から販売をはじめた「肉骨茶(バクテー)の素材セット」 を、まだ研究していた時期に、ずいぶんと情報収集を手伝ってくれた香港の友人がいる。その人は、仕事や社会活動の範囲がアジア全般にあって、マレーシアの肉骨茶(バクテー)も、シンガポールの肉骨茶(バクテー)も、よく知っている。一時期はそれに凝って、マレーシアから友人が来るときには、あらゆるバクテー素材を持って来てもらって、肉骨茶を香港で再現する試みもしている。
その人が本日上海に出張があって、初めて当店の「肉骨茶(バクテー)」を食べてもらう機会ができた。コックさんも自分もかなり緊張していた。
当店が肉骨茶(バクテー)のレシピを研究している途中から、良質な素材に重点を置くようになった。市販の肉骨茶(バクテー)の素とは比べ物にならないくらいに、良質な香辛料や漢方素材を使用することが、ひとつの特色になると考えたわけだ。素材の質が違うと、香りの強さや、味の出方がぜんぜん違ってくるので、それにあわせたバランスを調整してゆくことになって、完成度が高まるほどに、本場の大衆食堂の肉骨茶(バクテー)とはかけ離れたものになっていった。それでも、味の良さが価格を裏切らないであろうということで、その路線を選び、現在に至るわけだ。
肉骨茶バクテー
さて、その友人の味の印象は・・・・・・・・・・
「しっかり美味しい上に、かなり高級感があるものに仕上がっている」「漢方の風味がマイルドで、味わい深い」と、評価してくれた。コックさんは、お世辞じゃないだろうか?と心配したが、本当に美味しいかどうかは顔に表れるので、言葉を疑う必要もない。ホッとした。
その他に、こんな話になった。肉骨茶を、マレーシア系とシンガポール系と2派に分けるとしたら、当店のはシンガポール系に近い。しかし、味の濃厚さはマレーシア系にも通じる。マレーシアのは具沢山でリブ肉以外に、揚げ豆腐、レタス、えのきなどいろいろ。スープに胡椒は入らず、香菜がつく。具は、生の大蒜と辣椒の刻んだのとが入った甘口の醤油ダレにつけて食べる。ご飯のおかずという感覚。シンガポールのは、具はスペアリブだけで、シンプル。胡椒がたくさん入っていて、店によっては漢方味が強い。ご飯のおかずというよりは、単体のスープとして楽しむ感覚。当店のは、胡椒が強く、具はリブ肉だけなので、どちらかというとシンガポール系になる。もちろんマレーシアにもシンガポール系の店があり、シンガポールにもマレーシア系の店がある。おそらくはどちらもマレーシアが発祥で、地域が異なるだけかと思われる。
そんなことよりも、もっと重大なことに友人が気がついた。
「日本の人がこのセットを買って、レシピに沿って自宅で作って食べる。もしその人が「肉骨茶(バクテー)」の未経験者であれば、たとえ美味しく出来たとしても、それが本来の味なのかどうか、わからないということだよね?」
「うん」
そういえば、お客様のコメントをふりかえってみると、たいがい、「本場の肉骨茶(バクテー)が忘れられず・・・」というような肉骨茶の経験者である。未経験者にはちょっと敷居が高いかもしれない。
お茶であれば、濃さを変えて何度か淹れてみれば、これは近いかなという味に出会える。料理となると、火の加減、調味料の配分、具やその他、いろいろな要素が関係するから、そこが難しい。しかし、それを解決するとなると、湯を注ぐだけで誰でも同じ味のインスタントラーメンのようなのを目指すことになる。もちろんそのつもりはない。あるいは、未経験者の方にも、いずれ本場の味を試してもらわないと、当店の肉骨茶がいかほどのものか、よくわからないことになる。
けれど、これでいいと思う。

この記事のトラックバックURL
トラックバック

美味しいプーアル茶

新しいお茶のブログ

search this site.

selected entries

categories

archives

recent trackback

老人と海
老人と海 (JUGEMレビュー »)
ヘミングウェイ, 福田 恒存
茶の本
茶の本 (JUGEMレビュー »)
岡倉 覚三, 村岡 博

links

profile

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM