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生茶の泡茶技術 その3

昨日の生茶の泡茶技術の続き。
本日は生茶の老茶で試してみる。同じように熱い湯で多めの茶葉をさっと煎じる。選んだ老茶は「同興號後期圓茶70年代」。易武山の立派な茶葉でつくられた1970年代のもので、熟成がすすんでいて50年モノにも通じる風格がある。餅面(餅茶の表面の茶葉)が美しい。
同興號後期圓茶70年代
同興號後期圓茶70年代
同興號後期圓茶70年代
鉄餅でフツフツの湯を注いで、8gは蓋をしてすぐに茶海に注ぐ。3gは少し蒸らして同じような色になるのを待つ。
茶湯の色は同じようでも、味は違う。8gは香りが上へ昇り、3gは香りが横へ寝る。8gは辛く、3gは甘い。8gはカラッとして、3gはトロッとする。8gは高音が響いて、3gは低音が揺れる感じ。8gは北の風味で、3gは南の風味。
同興號後期圓茶70年代
ここで念を押しておくと、この8gのほうの煎じ方で重要なのは、熱い湯を使うことと、茶葉を蒸らさないことであって、茶葉の量は8gでなくても良い。もしも蓋碗を小さいものにすれば、3gでも同じように淹れられる。
ここでひとつアイデアが浮かんだ。茶葉を蒸らさないほうが良いのだったら、蓋碗すら使わないほうが良いかもしれない。茶漉しに茶葉を入れて茶海に乗せて、直接熱い湯を注いでみる。洗茶をした茶湯は捨てて、次の一煎めから飲む。
千禧年7542青餅00年
千禧年7542青餅00年
これに選んだお茶は「千禧年7542青餅00年」
熟成半ばの青餅(生茶の餅茶)で、まだ青い味が強い。そしてやはり予想したとおりのドライな風味になった。
はじめてのときは慣れないので湯を注ぐスピードが速すぎて、ちょっと薄くなった。そこで茶杯に注ぐときにもういちど茶漉しに通してみた。即興のアイデアだったが、これもうまくいった。
千禧年7542青餅00年
左: 同興號後期圓茶70年代
右: 千禧年7542青餅00年
「同興號後期圓茶70年代」も茶漉しで煎じるのを試した。結果、蓋碗でさっと煎じるのと似た風味になった。
味は好みであるが、まだ10年も経っていない倉庫熟成の弱い新しい生茶ならドライなほうが美味しく、同興號後期圓茶70年代みたいな老茶の場合は、自分はウエットなほうが好きである。雑味の旨さというのがある。
それにしても、熱い湯で多めの茶葉をさっと煎じるやり方は難しい。熱い湯を沸かせる鉄瓶みたいなのが要るのと、慣れるまでに火傷を経験するのと、瞬間に味を決められるセンスが要る。多くの人にとって現実的でない。
なんだか、面白くない。
まだつづくかもしれない

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