プーアール茶.com

広州・香港3日間

4月には梅雨が始まる広州は、昼はシャツ一枚でも良いくらいに暖かい。大きなカジュマルの木の街路樹は根をいっぱいに垂らして、いい味出してる。亜熱帯の緑は元気で、排気ガスをかぶる高速道路の生垣の植物も活き活きしていて、街じゅうが陽気な感じに見える。
広州
飲茶
ここでの食のことを、細かく記しておく必要はなくなった。というのも、酒徒さんのブログで、それら一品一品が詳細に描かれてゆくだろうからだ。「点菜の心」で紹介した広東料理以外には、飲茶2食、順徳料理(広州の南のほう)1食を案内していただき、そのどれもがすばらしかった。
飲茶の点菜もみごとであった。
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潮濠酒家 3月26日 飲茶菜単
■点心 
瑶柱鮮竹巻(海鮮と豚肉の湯葉巻き)
至尊金沙包(中華カスタード饅頭)
潮州菜脯果(大根餅の漬物刻みのせ蒸し)
松化叉焼酥(チャーシュー餡のパイ包み)
香芹鮮蝦腸(セリと蝦の米の皮包み蒸し)
鮑汁風爪(鶏の爪の鮑スープ煮)
菜心(アブラナのオイスターソース)
■茶
92紅帯青餅(生茶プーアール茶)
92方磚茶(生茶プーアール茶)
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年代モノのプーアール茶の茶葉を持参して、レストランのポットにお湯を注いでもらった。そうしている客も多いらしく、レストランのほうも慣れていた。蓋碗を出してくれる飲茶レストランもあった。
順徳料理はこの麺がメイン。焼きビーフンや臓物の揚げ物もよかったけれど、とくに水牛の牛乳プリンが官能的だった。
s-40625.jpg
料理はどれも写真を撮っておいたが、これは失敗だった。ふだんは外食しても、これぞという一皿くらいしか撮らないのだが、写真のことを褒められたのに気をよくして、ブログにするつもりもないのにあれこれ撮ったりした。もっと食べるのに集中するべきだった。
香港
香港は、広州からの日帰りで、まともに食べられたのはお昼の一食くらいしかなかったのだが、ハズレだった。酒徒さんいわく、海鮮モノの飲茶は広州のよりも香港の「福臨門」のが、値段もそれなりであるが良いらしい。次回はそのへんを探ってみたい。
鵞鳥のロースト鮫の骨
乾物木の実
乾物乾物
いつも覗いてみる市場に、気になる魚の干物があるのだが、これも次回に。鮫の骨はいったいどうするんだろ・・・
プーアール茶
お茶については、広州の芳村茶葉市場と、香港の老舗の茶荘を尋ねてみたが、老プーアール茶の商売はすでに死んでいた。数が少なく、高価になりすぎて、店側がすすめるのを躊躇している。いま倉庫に入っているのはすべて新しい茶葉なので、それが熟成するのを待って、また10年後くらいに人気が復活するだろうか。いくつか入手することになると思うが、それはおいおい紹介してゆくとする。
プーアール茶倉庫
プーアール茶倉庫
芳村のプーアール茶の倉庫の写真を撮ってきたので、その一部は「茶商の倉庫がプーアール茶の味をつくる」のページに追加しておいた。
中国の経済は3年ひと昔という感じで全力疾走しており、2006年9月の「広州3日間」の記事をふりかえってみても、その違いに驚く。街ゆくみんなの服装が綺麗で、泥棒の目をした人々が見つからない。お茶の卸店で働く高校生くらいの女の子たちは、あいかわらず高校生くらいなので、あれ?と思って聞いてみたら、みんな入れ替わったらしい。3年前とちがうのは、農村から出稼ぎに来たままの、大きいTシャツ、短パン、ペタペタのゴム草履ではなく、ジーンズにスニーカーか、スカートにサンダルという格好だった。こうなったら、「これで服買え!」といって100元握らせてやっても、それほど嬉しいこともないだろう。100元ぽっちでは、カッコいい男になれなくなったのだ。つまり、先進国に一歩近づいたわけだ。

新年好!2008年

旧正月を迎えている。
2月5日までにコックさんもスタッフも仕事をなんとか終わらせて、挨拶をして帰っていった。この数日だけは、上海は人が少なく静かになる。
2008年上海
2月6日の大晦日の12時を待たずに、そこらじゅうで花火が飛び爆竹が鳴り、上海全体が煙と火薬の匂いに包まれた。今年は花火のスポンサーにもなった。やはりうちのマンションは町内一の火力を誇った。段ボール箱30個分くらい花火と爆竹があった。ガラス窓に焦げ跡を残す爆音にはもう慣れた。
2008年上海
2008年上海
2008年上海
2008年北京オリンピックの年を迎えた。
2001年の夏にそれが決まって、その秋に旅行で上海を訪れ、ここに住もうと決めて、翌年の2月に引っ越したので、それから6年が過ぎたことになる。この6年は短くなかった。これまでの上海の変化や、自分に起ったことを思うと、グッとくるものがある。
あまり目標とかビジョンとか持てないタイプであるが、こういう感動があるのなら、次の将来の「ある日」を心に設定しておいてもいいな。上海は2010年に万博を控えているが、2年後はもう想像できる範囲のことなので、やはり6年か7年後くらいの、想像もできないくらい先の「ある日」がいい。

寒中の京都5日間

上海がちょっとした雪で、むちゃくちゃになっている。
錦市場
滑ってこけたりぶつかったりする車があちこちにあり、野菜が入荷できない市場では、ふだんの倍くらいの値段となった。
この数日間、上海を脱出して京都に行ってきた。空港もむちゃくちゃだったけれど、この人たちのトラブル対応力がどのくらいかをすでに知っているから、かねてから読みたかった本「ジャッカルの日」フレデリック・フォーサイス著を持っていって、待ち時間を楽しんだ。空港で読むのにぴったりの本だった。
京都では、顕微鏡と、堀場製作所の導電率計、PHメーター、放射温度計などを調達してきた。プーアル茶の熟成を徹底的に観察するためだ。ついでに、発酵の味覚を楽しんできた。
錦市場
種麹
漬け物はすぐき。
鮨は鮒寿司。
本物の味のやつで、高いやつ。京都の本物の商売をしている古い店が売っている高いやつは、ぜったいに間違いがない。たまにしか食べる機会のない人は、高いほうを選ぶべしだ。ただし、代替わりして味が悪くなっているところがあるから、そこは地元の人の情報に頼るしかない。店の看板の力だけで、百貨店に店を出しているようなところは、だいたい駄目になっている。
上の写真の白い米のようなのは、近所の味噌屋で作られている種麹で、錦市場の酒屋さんが売っている。これで、甘酒、味噌、漬け物、なんでも作れる。午後4時くらいに売り出されて、4時半頃には完売する。板に張り付いている1枚、2枚という単位で買う。
伏見の酒蔵
大蔵記念館
大蔵記念館
大蔵記念館
伏見のお酒のメーカー「月桂冠」の大蔵記念館も行ってきた。電話で予約すると、昔ながらの酒蔵でお酒をつくっている現場を見学できる。吟醸酒の試飲とお土産にカップ酒をもらえる。
大蔵記念館
そこでも「種麹」を見てきた。黄色い。
発酵食品モノは、もとは中国から来ているのだろうけれど、日本で独自に磨かれ、改良を繰り返され、遠くまで来て、もはや日本固有の純粋な「血」になっていると思う。中国に住んでみて、かえって日本が目指してきた方向や、「美」のあるところがよく見える。国際化の圧力に負けて、低いほうへ歩み寄る必要はない。もっと遠くを目指すべきだと思う。プーアール茶の仕事も、もっと遠くを目指すように仕向けてゆきたい。日本人がやると、そうなるようになることを、証明してやる。

ブログ休憩

ブログを数日休憩することにした。
お茶の仕事が忙しいのと、火鍋セットの注文が集中して、コックさんは材料の手配や調合に動き回っている。
忙しくても、美味しいものは食べる。
上海のお昼ご飯
紅焼肉、豆苗炒め、海帯の甘酢と胡麻油和え、トマトと玉子の炒めものなど。いろいろ。上海のお昼時の弁当屋とおなじように、ご飯におかずを盛って食べる。
十全大補湯・薬膳スープ
忙しくても、スープは飲む。
「十全大補湯・薬膳スープ」
早期7572七子餅プーアール茶
忙しくても、お茶は飲む。
「早期7572七子餅プーアール茶」
ガツンと倉庫熟成の風味。「飲みやすい」なんていわれることを、むしろ嫌っているかのようなクセのある味。そういう媚びないところが、またいい。

四川省の成都4日間

四川省の成都へは、上海から飛行機で西へ3時間弱。
中国をちょうどタテに割った真ん中あたりに位置する内陸部。これより西には、成都より大きな都市はない。南に雲南、西にチベットがあり、特殊な自然環境で生まれる食材も集まる。
成都の街は大きい。いたるところに人がウジャウジャいる。1000万人以上らしい。人間を大量生産する工場でもあるのだろうか?この人たちはなにをして生活しているのだろう?と不思議に思う。その中に混じって、そのうちの一つになるのは、100円ショップで売られているモノの一つになるのと同じような感覚の怖さがある。6時間ほど移動するだけで、自分の命の価値が変わったように思える。
繁華街は人と自転車と車とが押し合い圧し合いでグチャグチャになっている。子供の泥棒がそこらじゅうにウロチョロしていて、お年寄りの財布を引ったくって走る。空気が汚れて霞んでいるので、太陽をまっすぐ見れる。なにもかも埃だらけで、口の中まで粉っぽい。喉が痛い。トイレは汚い。使い捨ての靴が欲しい。電脳商場の巨大な看板の灯は、品がないのを通り越して幻想的にさえ見える。子供の頃見た怖い夢のようだ。高層ビルは上海ほど背は高くないが、あちこちにある。
成都
成都
成都
新築の高層マンションの裏の路地へ入ると、まだ古い家が残っている。手入れをしないから朽ちてゆく一方。技術を受け継ぐ職人がいないらしい。
植物はよく育っている。人さえいなければ自然環境は豊かなのだろう。公園に植わっているクワズ芋やセロウムは、珍しいくらいに大きく育っている。バナナの木は街のところどころで見かける。川の両岸の柳の木は美しく、街路樹は背が高い。それらがなんとか、街の雰囲気を落ち着かせている。
四川料理
夫妻肺片夫妻肺片
湯圓湯圓
坦々麺坦々麺
成都の人は、上海の人に比べると、ひとあたりがやわらかい。お店や市場でも、快く受け答えしてくれる。それは初めだけで、まったく根気がなくて、ちょっとでも面倒になったら、そっぽを向く。唐辛子を食べ過ぎている。お昼ご飯を食べてからは、昼寝したりマージャンをしている。そんなのどかなところがいい。仕事はできないが、できなくても幸せ。どんな仕事にもプロの意識はない。仕事は尊敬していないが、金は尊敬している。多くの人がそうだから、いいモノや、いいサービスに出会うのはとても難しい。旅行者が期待するものを間違えると、つまらないところになる。
饅頭
泡菜
四川の美人
成都に留学して四川料理を研究しているコックさんの案内で、食べ歩き、市場を見学した。美味しいものがたくさんあった。食材や調味料の豊富さと味覚の多様さにおいて、四川の料理は、他の中華料理を圧倒している。その魅力を余すことなく感じさせてくれたレストランが一軒だけあった。そのレストランは、自分の中での中国のレストランで一番になった。そこの料理は、後日ブログで紹介しようと思う。その他のほとんどのレストランは、上海とそれほど大差はない。食材や味はちがえど、安くて美味しい程度のもの。ウジャウジャいる大衆のお腹を満たす目的に叶っている。もちろん、土地と株でバブルな人たちがお金を使うためのレストランも急速に増えている。客のレベルに合わせて、中身はからっぽ。仕事を持たずに金を持つ人は、他人の仕事の良し悪しがわからないから、いいものが要らないのだ。
市場では様々な食材や調味料を入手した。そのうちの半分は、品質が悪くて使えないだろうけれど、それを覚悟の上だ。もしかしたら、「火鍋の王様!麻辣火鍋の薬味セット」の材料が増えるかもしれない。ここから先は、うちのコックさんにまかせる。四川料理を研究しているコックさんからも、支援してもらうことになった。四川省に「上海のお昼ご飯!」の拠点が出来たようなものだ。ここしばらくは、四川の食材を使った料理の日々になるだろう。楽しみ。

四川省の成都へ

四川大学に、料理を勉強する目的で留学しているという日本人の学生さんから、このブログを見つけたといって、昨日メールをもらった(この人は、プロのコックさんであった)。四川の料理や食材を案内してくれるそうなので、すぐに飛行機のチケットを手配して、明日から行くことにした。上海から飛行機で3時間の四川省の成都には、2001年の秋に行ったきりだが、その後もずっと行きたかったのだ。香辛料、調味料、漢方素材の産地が近く、市場の規模は大きい。麻辣火鍋も、麻婆豆腐も、四川の料理だ。それと四川は美人が多いのとが、どう関係するのかを確かめないといけない。
そんなわけで、ブログは数日お休みにする。お店はいつもどおり営業中。


人の情け

先輩から相談があって、アフリカの施設でボランティアをしているプラ子さんのミクシィの日記を、ブログに移行する作業を手伝った。ミクシィは会員限定なので、誰でも見れるブログにすることで、より多くの人に伝わることになる。
本音のところ、アフリカの貧困のような遠い問題には、触れないで生きてゆきたい。でも実際、世界中のあちこちの救いがたい貧困や環境の問題などは、先進国で生きているひとりひとりの生活態度や美意識にも関係している。負の側面として蓋をされがちな問題を知り、日常生活で改めてゆけることをしてゆく責任は、みんなにもあると思う。
いや、そんなことよりも・・・・・・・・・・・・・・・・
プラ子さんの日記を読んで感じたのは、人の情けの大切さである。人の情けの大切さなんてことは、子供の頃から何度も学ぶ機会があったというのに、それでもいつのまにか忘れているのだから、一生学び続けるべきテーマなのだろう。
おそらく私と同じように、人の情けの大切さを学び続ける必要のあるみなさんも、プラ子さんのブログを覗いてほしい。ちなみに、このブログ「上海のお昼ご飯!」には、現時点で1日1300人の閲覧者がある。だいたいの人が4日に1回のペースで見ているとすれば、読者数は5200人になる。その人たちが、メールやブログでまた紹介していったら、もっと多くの人が、人の情けを学ぶ機会を得るだろう。学びの連鎖で、人間は進化してゆくのだ。

プラ子さんのブログ
「プラ子旅する。---ただいまアフリカでボランティア中」

先輩のよーこさんのブログで紹介された記事
「私が心打たれた人」 
「私が心打たれた人 2 」




上海の月

中秋の名月のつぎの日、午前2時ごろ。
月
月
また読書にはまっていて眠れない。
本は、「茶の本」岡倉覚三著。岩波文庫。
お茶は「大益沱茶05年プーアル茶」
ちょっと濃い目にして苦いのを飲む。

水の味比べ

今日は、水の味比べ。
水の味比べ
水でお茶の味がどのくらい変わるのか?同時に比べて飲んでみる。過去にもミネラルウォーターや水道水の浄水器を通したものをいくつか試して、違いがあることは感じていたのだが、同時に比べてみたことはなかった。そして驚くべき事実が・・・詳細はお店のほうのページで紹介したい。
テストに使用したお茶は「黄印7542七子餅茶プーアル茶」。繊細な味わいが、それぞれの水の特徴を際立たせると思った。
炒面線
炒面線(焼きビーフン)
というわけで、忙しいのでお昼ご飯は軽く済ませた。明日からはまた麻辣火鍋の具の研究に戻りたい。

ベトナム13日間

やっぱり、旅はいいな。
知らないところに行ったのがよかった。
なにもかも予定通りにゆかないところだが、結果は良かった。
今回は、ホーチミン、カントー(メコンデルタの市場の町)、ニャチャン(海辺のリゾート)の3箇所を行った。とりあえず写真だけアップしとこう。
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ホーチミンシティー
バイクだらけのホーチミン
焼肉
果物屋
子豚の丸焼き子豚の丸焼き
ケムバクダンのイチゴアイスフォー
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カントー
メコンカントー水上マーケット
カントーの水路もんどり
カントー
水上マーケット
メコンのナマズ
ジャイアントグラミーの干物
タニシキノボリウオ
鯖かに
バラムンディー???
ライスペーパーココナッツキャンディー
米の精製
野菜市場
白いトマト
カントーの町
牛肉魚醤
胡椒椰子
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ニャチャン
貝
砂丘
島へ蝦
カッケー花
花船
リゾートの小屋
リゾート
リゾートのBAR
あと、写真に写っていないけれど、ホーチミンからニャチャンの間には、田園風景がずっと続くところがある。遠くの山の曲線はやわらかで、日本人から見たら、故郷の風景だった。
山にも海にも川にもゴミの投棄がひどかった。山にはあちこちにゴミが散乱し、ところどころ野焼きの跡がある、ビニールやプラスチックもそのまま野焼きされている。海にはビニール袋が漂い、珊瑚に引っかったままになり、リゾートホテルのビーチに流れ着いていた。ベトナム人の言うには、リサイクル業者が海や山に捨てるらしい。ゴミ箱に捨てたゴミが、山や海に直行すると思うと、いったいゴミを何処に捨てたらいいのかわからなくなった。
故郷のように見えるから、余計に心が傷ついた。

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